渡邊渚さんは、PTSDから回復した後に遺書を書いていたことを明かしています。
なぜ、遺書を書くことになったのでしょうか。彼女が、遺書を書いた理由についてまとめます。
渡辺渚が遺書を書く理由
渡邊渚さんは、7歳の頃に2004年10月23日に発生した新潟県中越地震を経験しています。
「今、生きていることが当たり前じゃない」と認識し、毎年10月に遺書を書くようになったとか。
遺書を書くことによって、自身の死生観を見つめ直し、家族や友人に伝えたい思いを整理しているそう。
『お金はこうしてください』『ID、パスワードはこれ』『お葬式はこうしてほしい』『骨はどうしてほしい』
遺書には、金銭関係や葬儀のリクエストなども含まれており、人生観や価値観が反映されているのだとか。
PTSDから回復した後の2024年10月にも遺書を記したことを明かし、その内容は「レポート用紙8枚分」に及んだといいます。
遺書を残すことが、彼女にとって重要な自己表現の一部となっているようです。
渡辺渚が遺書を書く効果
渡邊さんは、遺書を書くことを通じて自分の気持ちを整理し、家族や友人に伝えたいことを明確にするだけでなく、自分の生き方や目標を再確認する機会にもしています。
遺書を書くことが「自分の人生を見つめなおすきっかけになる」と話しており、これにより生きる目標に向かって全力で進むことができると感じているそう。
さらに、渡邊さんは、遺書を書くことが精神的な健康を保つための重要な手段であると考えており、過去のトラウマに向き合うための一環としても位置づけているのだとか。
『正直に生きれば良かった』『働き過ぎなければ良かった』『自分の気持ちを伝えれば良かった』『友達と連絡を取り続ければ良かった』『幸せを諦めなければ良かった』と、死に直面した際に出る、5つの後悔を絶対にしないようにと決意しているそう。
彼女は、遺書を書くことで「後悔をせずに成仏できるように」との思いを持っていることも話していました。
渡辺渚の今後
PTSDを患ったことをきっかけにメンタルヘルスに関する正しい理解を広めることを目指している渡辺さん。
- 講義: 大学でPTSDについての講義を行う予定
- 啓発: 精神疾患に関する啓蒙活動に関心を示す
- 執筆: エッセーの連載
- 目標: 自分の言葉を残し続けること
PTSDについての経験を共有することで、多くの人々に影響を与えていくでしょう。
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